彼の作品はほとんど読んでいます。待ちに待った長編小説。早速、三洋堂書店に予約。(笑)
彼はあるインタビューで、『僕は一生懸命、手抜きなしで書いています。
朝早く起きて、夜は早く寝て、小説のことだけを考えて生活している。』
なるほど、今回も見事に手抜きはない!
匂いがある、息づかいがある、空気感がある、拡がりと深さがある、喪失と冒険がある、異界への通路がある、男女の湿りがある、生まれ来るものと死に行くものがある、そして、観念と暗喩がある。
いい小説と出会うと、その間だけでも、自分が上質の人間になれるような~(笑)
モーツァルトのドン・ジョバンニーを聴きながら是非皆さんも村上ワールドへ~~~。

ENOHATA TOSHIO